海外旅行先で思わぬケガや病気をしてしまうと本当に焦りますよね。
まったく知らない土地で、言葉も通じないのにどうしよう!?と不安な気持ちになります。
今回は台湾の台北を旅行中に子どもがケガをしてしまったので、台北市内の病院を受診した体験について記事にします。
旅行先の台北で子どもがケガしてあたふた!
1歳の子どもを連れて台湾に旅行に行きました。
子どもにとってははじめての海外旅行。見るものすべてが新鮮ではしゃぐはしゃぐ。
特にホテルのでっかいベッドには大喜びで、ベッドの上を飛んだり跳ねたり大暴れ。
調子に乗りすぎて、一瞬目を離したすきに足を滑らせてベッドから転落してしまいました。
運の悪いことに床はカーペットではなく固いフローリング。頭を打って大泣きでした。
抱き上げてあやすとケロッと泣き止んだものの、頭をぶつけているのですごく心配になりました。夜遅くの出来事だったので開いている病院もないし、そもそも病院がどこにあるのかもわからない。万が一このあと嘔吐したり意識を失うようなことがあったらどうしよう!?と軽いパニック状態でした。
慌てて保険会社に連絡すると、提携先に台安医院という病院があると紹介されました。
夜間の救急もやっているそうですが、本人は今のところ至って元気なので救急を受診するほどでもないと判断。翌朝病院の営業時間内に改めて受診することにしました。翌日の日曜日は9時半から11時まで日本語対応のスタッフもいると教えてもらえました。
日本語が通じる台北の病院・台安医院を受診しました
台安医院までのアクセスは、MRT南京復興駅から徒歩15分。
駅からは少し距離があるので、タクシーを利用するのがおすすめです。
現地では有名な病院のようなので、メモに「台安医院」と書いて運転手に見せるとすぐに理解して連れて行ってくれました。
日本語対応の窓口がある台安医院
日本語で「医院」と聞くと、小さなクリニックを想像しがち。
ですが、台安医院は外科から産婦人科まで揃った大きな総合病院でした。
1階のロビーに足を踏み入れると日本の総合病院と同じような雰囲気が漂っており、多くの人々が行き来しています。
なんと台安医院には、「国際特別外来センター」という外国人専用の窓口があります。
受付から医師の診察まで、すべて日本語で対応してもらえるのでとっても安心です。
「国際特別外来センター」は病院の3階にあります。
3階は手術室があったりと人気の少ないエリアですが、廊下を一番奥へと進むと着きます。
ホテルのような空間にキッズスペースも完備
「国際特別外来センター」内は、病院内の他のエリアとはかなり雰囲気が異なります。
シックなインテリアでまとめられた高級感のある雰囲気で、「病院にいる」という緊張感を和らげてくれます。ウッディな内装に、ふかふかのソファ、ウォーターサーバーなんかもありました。
私が行ったときには5組くらいの先客がいました。その後もパラパラと受診しにくる方が。
日本人も多かったし、他には欧米の旅行客もいましたよ。
子どもの患者が多いためか、キッズスペースもありました。
日本語の幼児雑誌があったり、アンパンマンの本があったり。その他色々なおもちゃがあったので、待ち時間も退屈しません。
台安医院での受診の流れ
私が受診した際のようすや、受診に必要なものについて記載します。
受付
3Fの「国際特別外来センター」に入ってすぐのカウンターで受付をしてもらいます。
受付の女性は数名いましたが、皆さん日本語が堪能でホッとします。
事前に保険会社から診察の予約をしてもらう手はずになっていましたが、連絡が遅れたのか予約は入ってないと言われ…。でも予約なしでも診てくれそうな感じでした。
- パスポート
- (あれば)旅行保険の保険証券
受診するにはパスポートは必須です。
また旅行保険に加入しているのなら、紙の保険証券も準備しておいたほうが良いです。
今回、旅行保険には入っていたものの、紙の保険証券までは準備していませんでした。
急遽保険会社に連絡した結果、保険会社から病院に連絡してくれて、支払いナシで受診できるよう交渉してもらえることになりました。
ですが保険会社から病院への連絡には時間がかかり、その間30分ほど待ちました。
診察
順番待ちの間にスタッフの方に案内され、子供の身長体重を測られました。
その後、すぐそばの診察室に呼ばれて医師の診察を受けました。
お医者さんも台湾人でしたが、日本語ペラペラで安心して受診できました。
子どもの様子に異常はないけれど、頭をぶつけているので念の為頭の写真をとりましょうということになりました。
検査
医師による診察の結果、頭のCTを取ることになりました。
レントゲン室は「国際特別外来センター」の中には無いため、病院1階のレントゲン室へ移動して撮影することになります。
病院内の移動やレントゲンの撮影時も、日本語の堪能なスタッフさんがずっと付き添って案内してくださり本当に心強かったです!!緊張している娘にもにこやかに話しかけてくれたりと、とっても感じが良かったです。
再度さっきの診察室に呼ばれ、CTの結果を見てもらいます。
結果、特に頭部に異常は無いし、娘の様子も正常なので帰って大丈夫との診断でした。
とはいえ他にもいろいろ心配事があったので、いろいろ相談させてもらったのですが、すごく親身に対応してくれるお医者さんだったので感謝感謝でした!!
子連れ海外なら旅行保険は絶対に加入しておくべき!
以上、台北旅行中の急なケガで台安医院を受診した様子についてご紹介しました。
今回の旅の教訓としては、旅行保険には絶対に加入しておくべき!!ということです。
台安医院での診察が終わったあと、窓口で受診明細のようなものにサインしました。
明細には自己負担額7000台湾ドルと書いてありました。
今回は旅行保険に入っていたおかげで、一切の支払いなしで済みました。
ちなみにホテルから病院までの往復タクシー代も後日保険会社から返金してもらえます。
今回、子連れでの初めての海外旅行ということで念の為、旅行直前に子どもだけ旅行保険に加入していたんです。とはいえ、まさか旅行先でケガするなんて予想もしていなかったし、本当に万が一のためのお守りがわりのつもりでした。
自分ひとりならクレジットカードの付帯保険でなんとかなるので、これまで旅行保険に入ったことないという方も多いと思います。私もそうでした…!!でも子連れでの海外旅行は、予想もしないケガをする可能性もあるし、慣れない海外で体調を崩すことだって珍しくありません。旅行保険には子どもひとりだけでも加入できるし、申込みもネットで完結するので是非とも加入しておきましょう!!