東日本大震災や熊本地震での経験から、その必要性が叫ばれてきた育児用の液体ミルク。
それを受けて2018年夏、法制度の整備が急速に進み、ついに日本国内での液体ミルクの製造・販売が可能になりました。そして早くも今年、2019年春には江崎グリコから乳児用の液体ミルクが発売されることに!
当記事では、液体ミルクのメリットや、グリコから発売予定の液体ミルクの詳細について見ていきたいと思います。
そもそも液体ミルクってどんなもの?
現在、日本国内で流通している育児用のミルクといえば、いわゆる”粉ミルク”。
缶に入った粉タイプのものや、計量が楽なキューブタイプのものがあります。
一方、液体ミルクとはその名のとおり、育児用ミルクの液体バージョン。栄養価は粉ミルクとほぼ同じですが、パッケージを開封してすぐに飲ませることができることや調乳の手間が省けることが大きな特長となっています。
液体ミルクは欧米諸国でも広く流通しており、特にフィンランドでは育児用ミルクの9割以上を液体ミルクが占めているとか。
液体ミルクのメリットは?どんなときに使える?
液体ミルクには以下のようなメリットがあります。
- 調乳の手間がない
- パックを開封してすぐ飲ませることができる
- 外出時の授乳にも便利
- 保存性があるので、赤ちゃんのいる家庭では防災用品として備蓄も可能
中でも調乳の手間が省けるのは本当に助かりますよね!
私も娘が新生児の頃は粉ミルクにお世話になっていたんです。でも、粉ミルク育児ってすごく大変なんですよね。
「お湯を沸かす→粉ミルクを調乳→人肌程度まで冷ます」という工程を、産後ボロボロの身体を引きずりながら朝晩問わず3時間おきに作り続けないといけないのはかなりの負担です。
ミルクが冷めるまでも結構時間がかかるし、その間赤子はギャンギャン泣き続けるしですごく大変でした。
また私が不器用なだけかもしれませんが、キューブタイプのミルクだと調乳に失敗してしまうことも。授乳後に哺乳瓶の底を見ると溶け残ったミルクがダマになって残っているのを見つけてよく凹んでいました。
江崎グリコから発売予定の液体ミルク。どんな商品?
江崎グリコの製造する液体ミルクは2019年の春に発売予定です。
容器には紙パックを採用。1パックあたり125ml入りです。付属のストローを紙パックに挿して、中身を手持ちの哺乳瓶に移し替えて飲ませるようです。
常温のまま温めず、そのまま飲ませることができるので、夜間の授乳や外出先での授乳に重宝しそうですね!
個人的には、消毒不要な使い捨ての哺乳瓶も別売りしてくれたらさらに便利だろうなーっと思ってます!
液体ミルクの製造販売はまだまだ始まったばかり。今後さらなる進化が期待できますね!